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長岡ゆり Yuri Nagaoka Dance Medium

長岡ゆりと主宰する舞踏カンパニーDance Mediumの紹介とニュース

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8月20日のワークショップ記録



 参加者6人。内アメリカ人3人、スウェーデン人1人、日本人2人。
と、相変わらず外国の人々の方が多し。
アメリカ人は明るくフレンドリーでシンプル、ラフだが真面目に取り組む人々で笑い声の絶えないワークショップとなった。

 この写真で伝わるかどうかわからないが、ワークショップの最後に皆でやった即興は素晴らしい集中力とテンションであった。

 ここで使っているのが泥「mud」のテクスチャーである。
導入はまず、二人で組んで相手を泥でできた彫刻とし、こねくり回す。この時、彫刻になった人は、表皮だけが変化するのでやたらとくねくね体が動かない。顔をこねくり回されたら顔の皮のみがぐにぐにと動いてる感じである。
次に体全体もこねくり回される。
さらにこねくり回している方は、こねるのとこねられるのを両方やる、つまり触られているように触る。「touch and be touched at the same time」
次に、全員が繋がってやる。塊になってやる。
 二人が組んで離れた位置でやる。距離を持つと、手が大きくなる。スピードも変わる。何故それが必然で舞踏のリアリティーなのかを、サーキットで走る車を例にあげて説明する。演技や説明でなく、リアリティーなのだと皆に説明するが、通訳に手間取った。反省。しかし皆理解したようでよかった...
私が詰まると、ジュリーさんが正確に聞き直してくれるので助かった。サンキュー。

 あまりに皆の顔が面白いので、そこから唐突に顔の稽古になる。
顔を動かすときは、顔の筋肉だけでやらない、体全体の筋肉を使う。体全体が顔ということで稽古する。腹筋が痛い....
ちなみにこの稽古は美顔に良いそうだ。

次に、両サイドから押しつぶされて顔を虫に喰われた大木が前に歩いて来て、かと思ったらパカッと割れて背後のブラックホールに吸い込まれる。
2グループに分かれてそれぞれを見たが、あまりの可笑しさに爆笑。

 ここで再び泥に戻り、今度は泥の壁になる。泥の壁がこねられながら歩いてくる。あくまでも壁なので、平面性と正面性を保つ。

 「体がこの部屋だということで、内臓が部屋中に浮かんでいて、心臓や肝臓を掴んでみたり神経の紐で遊んだりして下さい。ぐちゃぐちゃどろどろー」
なんてのもやり、稽古している部屋がだんだん濃密空間に変貌。
そうこうしながら最後の即興へとなだれ込んでいったのであった。

 

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